目次
バイナリーオプションの賢く・効率よく運用する方法は、複利の効果を使う運用方法です。
複利ですか?💦金融リテラシーが乏しくて...
先生教えてください🥺
任せて!✌️
初めに「単利と複利とは何か」を説明するね!
はじめに、単利と複利について理解していただきます。
単利とは
「単利」とは、毎回当初の元本(最初の口座残高)に対してのリスク金額で運用を行うこと。
複利とは
「複利」とは、1回の取引で得た収益を元本(最初の口座残高)にプラスして、当初の元本に対して設定したリスク比率を、現在収益が上乗せされた口座残高に対して、計算を仕直し運用を行うこと。
元本(口座残高)少しづつ大きくなっていく(増えていく)ことから、雪だるま方式⛄️と言われたりもします。
<注意点>
※今回の「単利と複利の説明」は、私がバイナリーオプションにおいて使えるように、本来の用語の意味とは少し変えていることをご了承くださいませ。
こういった複利効果は、投機(FXやバイナリーオプション)に限らず、投資の分野全般にも用いられる方法です。
詳しい複利・単利に関する説明記事はこちらを参照ください。
複利運用のメリット
当初に設定したリスク比率と常に一定であるのにかかわらず、数十回単位の取引で単利運用と複利運用を比較した際に、利益にかなりの差が出ることです。
こちらがその差を表にまとめたモノです。
<前提条件>
- 口座残高は10,000円スタート
- 単利運用は、エントリー金額1,000円固定
- 複利運用は、口座残高に対して10%の金額
- スプレッド取引で行うと仮定するため、ペイアウト率は2,0倍
- 30回全勝することを仮定する
エントリー回数 | 単利運用 | 複利運用 | 複利運用(エントリー金額) |
---|---|---|---|
1回目 | 11,000円 | 11,000円 | 1,000円 |
2回目 | 12,000円 | 12,100円 | 1,100円 |
3回目 | 13,000円 | 13,310円 | 1,210円 |
4回目 | 14,000円 | 14,641円 | 1,331円 |
5回目 | 15,000円 | 16,105円 | 1,464円 |
6回目 | 16,000円 | 17,716円 | 1,611円 |
7回目 | 17,000円 | 19,488円 | 1,772円 |
8回目 | 18,000円 | 21,437円 | 1,949円 |
9回目 | 19,000円 | 23,581円 | 2,144円 |
10回目 | 20,000円 | 25,939円 | 2,358円 |
20回目 | 30,000円 | 67,274円 | |
30回目 | 40,000円 | 174,491円 |
10回経過したあたりで、5000円の開きが生まれ、20回目では約2倍の開き、30回目に至っては、4倍以上の開きが生まれています。
え...。凄すぎて言葉が...
複利運用のリスクは最初の10%から変化していないのに、ここまでの差が生まれるなんて。
では、最後にどのように複利運用を行なっていくのかについてお話ししますね。
複利運用方法の手順
step1. 取れるリスクを決めます。
参考までに、おすすめは3%〜10%の区間で決めるのが良いでしょう。もちろん取るリスクが上がれば、損失と利益の振れ幅も増大するということを忘れないようにしてください。
例)今回は、10%と設定します。
step2. 上口座残高から取れるリスクに対しての、エントリー金額を算出する。
上記の表と同様に、口座残高は1万円だったとします。
10,000円に対してのリスク10%ということになるので、1回目のエントリー金額は1,000円ということになりますね。
内訳)10,000(口座残高)×0.1(取れるリスク比率)=1,000(1回目のエントリー金額)
では、続いて、勝った場合と負けた場合に、どのように対応するのかについて説明をします。
負けた場合
つまり、一度負けて9,000円になった場合、次にエントリーする金額は、9,000(口座残高)÷0.1(取れるリスク比率)をするのではなく、直近の算出した金額を掛け続けます。つまり、10,000の口座残高で一度負けて、残りの口座残高が9,000円になっても、2回目の取引の際には、1回目の取引と同様の1,000円をエントリー金額で取引を行います。
では、「再度計算をいつ行うのか」というと、直近の複利計算をした時の口座残高を超えてからです。つまり、1万円で例えるのであれば、1万円を数円でも上回らない限りは、ずっと1,000で取引を続けるということです。
勝った場合
上記の表に図示されているように、仮にペアアウト率が2倍の取引を行ったのであれば、口座残高は9,000+2,000ということになりますので、11,000円という口座残高なります。
勝った場合には、再度計算し直します。
つまり、上記の口座残高11,000であるならば、
11,000(口座残高)÷0.1(取れるリスク比率)=1,100(掛け金)
という計算を行います。そのため、次にエントリーする金額は1,100円ということになります。掛け金は単利運用と比べると増えていますが、口座残高に対して取っているリスクは、最初に設定した10%を維持できていますね。
リスクは、1番最初に欠けていた金額である10%であるのに関わらず、「複利の考え」を使うことで、掛金を上げることができるわけです。
以上で、複利運用の魅力と方法の説明は終わりです☺️
試されてみる価値は大いにあると思います。
おまけ
この考えは、スプレッド取引と組み合わせることでさらに効果を発揮できます。
・スプレッド取引についての記事はこちら