本記事を読み進む前の注意点
・本記事に記載されている内容は、著者の持論等も多く含まれていることを何卒ご理解ください。
今回は、トレード(FX・BO等)を始めて1年目の方に読んでいただきたい内容です。
今回の記事の目的は、「ファンダメンタルズとテクニカル」の両方の学習を行う必要があることを伝えるために書きました。
トレードを始めて間もない方は、ローソク足の学習やインジケーターの学習・チャート分析などといったテクニカル分析の学習に注力をしがちです。
まさに、過去の私です。
やさおさんに出会えていなかったら、ファンダメンタルズの学習をしていなかったと思います!
感謝の気持ちでいっぱいです...
お役に立てたみたいで、良かったです☺️
しかし、為替相場は、ファンダメンタルズとテクニカルと言われる両輪によって構成されているため、どちらか片方だけに注力しても欠陥が発生していしまいます。
バイナリーオプションもFXも観察している為替チャートは同じであるため、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は、両方とも学ぶ必要があります。
続いて、「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析とは?」についてを説明します。
テクニカル分析
=過去のチャートから、規則性を見つけ出し、今後の推移する方向を予測する分析方法です。
ラインやインジケーターを用いて、今後の値動きを予測する方法もテクニカル分析の代表的なモノです。
具体的には、
- ローソク足の形から今後の値動きを予測
- トレンドラインや水平線といったラインをチャート上に表示させる
- インジケーターを用いる
簡潔に示すのであれば、チャート上から今後の値動きを予測する行為全てをテクニカル分析ということです。
ファンダメンタルズ分析


=政治や経済状況などを踏まえて、今後の値動きを予測する分析方法です。
続いて、テクニカルとファンダメンタルズを、どのように学習していくのかについてお話をさせていただきます。
テクニカル分析の学習方法
初めに、テクニカル分析の学習方法を紹介します。
テクニカルの勉強は、私の過去の記事を読破していただければ、程度の知識は養っていただけると自負しております。今後も日々最新のテクニカル分析方法なども紹介していく予定ですので、乞うご期待ください。
・テクニカル分析の学習には、こちらの記事一覧がおすすめ
ファンメンタルズの分析方法
続いて、ファンダメンタルズの学習方法を紹介します。
ファンダメンタルズの勉強をする前に、前提としてリスクオン、オフについて理解していただく必要が出てきます。
先に以下の記事をお読みください。
リスクオン・オフについては理解していただけましたでしょうか?
では、早速ファンダメンタルズをどのように学習していくのかについてお話しさせていただきます。
ファンダメンタルズ分析には、大きく2つに分類することが可能です。
- 経済・経済指標から、今後の値動きを予測する分析方法
- 政治情勢などから、今後の値動きを予測する分析方法
上記の二つをよりわかりやすく説明するため、仮にA国のA通貨をファンダメンタルズ分析するという設定にします。
1.
経済から判断するというのは、「A国の経済状況は好景気なのか?不景気なのか?」また、「世界経済の状況は安定しているのか?どうなのか?」についての観点からA通貨の売買を検討します。
例)
・A国内の経済状況が安定と見込めるのであれば、A国の通貨は買われます。反対に、A国の経済状況が不安定と判断するのであれば、A通貨は売られます。
・世界経済が安定しているのであれば、市場はリスクが取れる状況であるため、全通貨は買われる傾向になります。反対に、世界経済が不安定な状況であるなら、全通貨は売られる傾向になります。
上記1.に該当する経済状況とは、昨今の新型コロナウイルスで経済情勢が不安定になった際に、リスク回避先である(ドルや円・金・債権・仮想通貨等)が買われやすくなったといった事例がそれに当たります。
・各国の主要通貨の確認はこちらの記事
経済指標から判断するということは、前回値・予測値・結果から判断を下し、その数値は指標発表された国の主要通貨にとって買い材料になるのか・売り材料になるのかを考えていくということです。
・上記の考えを応用した、半永久的に使えるだろうと自負してる私の"Sトレ"はこちら
2.
政治情勢などかの観点から、今後の値動きを予測するとは、「各国の政治状況が安定しているのか?」「内乱(紛争)等は起こっていないのか?」「各国との関係性は良好か?」「世界の政治情勢は安定しているのか?」などといった観点から、その国の信頼度を測る分析方法です。
例)その国が安定しているのであれば、その国の通貨は買われます。反対に、他国から見て不信感などを募らせるような政治情勢などであれば、その国の通貨売られます。
2.の具体例を挙げますね。
現在著者が、本記事を作成している時期に起きている、ウクライナとロシアとの間で戦争が起こってもおかしくない緊迫した状況が続いております。
こういった状況のことを「有事」の事態と言いいます。
「有事」の事態では、戦争に発展するかもしてないということで、軍事に必要な「原油」「天然ガス」といった商品がうなぎもぼりの高騰を見せています。加えて、経済状況の不信に陥った時と同様に、金(GOLD)もかなりの高騰を見せています。
要人の発言には注目
要人(国の重役)の発言一言で、各通貨は売られる・買われるといった状況に陥っております。(=こういった状況をヘッドラインによって、相場が推移しているといった表記もされます。)
各国の中央銀行の総裁の発言等には、アンテナを張っておくようにしましょう!
発言内容などは、Twitterで速報をツイートしているアカウントもあるので、頻繁に更新しておきましょう。また、「要人のどういった発言で、為替相場がどのように動いたのか」といった記録もつけておくと良いでしょう。
記録をつけておくことで、今後類似した発言を要人が発した場合には、過去の為替動向と類似した動きを見せる可能性が高いため、利益に繋げることができるでしょう。
上記で説明した、「ファンダメンタルズ」と呼ばれるものは、テクニカルを無視することが頻繁にあります。つまり、せっかく引いていたラインも機能しなくなるといった状況が度々発生するということです。
ただ、ここで注意点があります。
ファンダメンタルズで生じた急な値動きというのは、持続性に欠けるため、ファンダメンタルズが引き金となってトレンドが発生することは少ないです。(※絶対ではありません)
一概には言えませんが、経済指標で余程のサプライズ・余程の発言等が公表されない限りは、時間の経過とともに上位足のトレンドに流されるという認識を持っていただいて大丈夫です。
ここまでで、ファンダメンタルズを学習する重要性に気づいていただけたいのではないでしょうか?
ファンダメンタルズを独学で学ぶには
ファンダメンタルズを学ぶ上で、お勧め書籍を紹介しておきます。
独学でファンダメンタルズを学習するには、
- Twitterで、ヘッドラインニュースの速報をツイートしているアカウントをフォローすること
- 経済指標や日頃のニュースなどにも耳を傾けるようにする
1. 「Twitterで誰をフォローしていいのかわからない💦」という状況に陥る可能性が予測されます。そういった方は、私のTwitterのフォロー欄からフォローするアカウントを探してみてください!
2. 経済指標の結果をメモし、どの指標がどういった数値になったら、どの通貨がどのように動くのかを記録すると良いでしょう。また、日頃の経済・政治ニュースなどにもアンテナを張るようにしましょう!